売上の分析、経費の分析ー。気がつくと色々な分析を行うのが店舗経営の常ではないでしょうか。
経理ソフトやPOSソフトの基本的な分析だけではなく、メールマガジンの配信やその分析まで一気通貫で行ってみたいー。そのような場合におすすめなのがExcelのグラフ分析機能やBIツールを使用した分析です。
ここでは、無料で使用できるツールや機能を紹介します。
目次
ツール①Excelのピボットテーブル
AllAboutなどでは使用方法を解説している
多くのWindowsのPCに入っているMicrosoft Office Home Premium (ないしHome and Business)。その中でもよく使用されるExcelにはピボットテーブルという機能が存在します。
ピボットテーブルとは、2つの異なる要素を掛け合わせてクロス集計を行うことができるテーブル(表)の作成機能です。例えば、年齢と性別を掛け合わせることで、50歳男性の来店者数をだすことができます。また、年齢と購入商品名を掛け合わせることで、40歳男性がビールを平均3杯注文することがわかるかもしれません。
分析を進めることで、必要な発注数を決めて発注できるため廃棄ロスを減らすことができます。またWhetherニュースなどの情報ソースと組み合わせることで、雨が降るとどれくらい客足が遠のくか、などを予想することも可能です。
ツール②Power BIを使用する
Microsoftから無料で提供されているのがPowerBIというツールです。無料版では紙ベースでの印刷に対応していないという問題点はありますが、地図上へのデータのマッピングや客数分析などには非常に有用なツールです。
ツール③Googleデータスタジオを活用する
Googleデータスタジオは検索エンジン大手のGoogleが作成しているExcelのようなソフトです。インターネット上で使用でき、Googleアナリティクス(WEBサイトの訪問者数などを分析する無料ソフト)と連動させて使用することが可能です。データのソースにはMySQL(データベースソフト)やExcelデータ、各種CRMツールの結果などを選択でき、地図へのマッピングやグラフの自動描出などを行うことも可能です。
いかがでしたでしょうか。分析を自動化するツールとしてBIツールがIT業界では注目されていますが、1アカウントで数万円/月と金額が高く導入へ二の足をふむ企業も多いのが現実です。まずは低価格で使用できるソリューション(製品群)を使用し、データ分析とは何か?を体感することが大切なのではないでしょうか。