売上の自動予測と食材などの自動発注など、コンピューターが人がやるべき単純な仕事を代行できるような社会になってきました。それと同時に注目されているのがAPIというコンピュータとコンピュータの間でデータの受け渡しをする技術です。技術書を読むとほぼ必ず出てくるAPIという単語ですが、APIとは何か?APIで何ができるか?について触れていきます。

目次

APIとは何か

コンピュータに対して指示を投げる場所と指示文のこと(またコンピュータから結果を受け取る場所と指示文のこと)と言えばいいでしょうか。
例えば食材の発注について考えてみます。ある店主が「野菜買ってきて」と従業員に指示をするケースです。依頼を受けた従業員は、これだけのデータでは買い物ができません。従業員は少なくとも以下のようなことについて確認しなくてはならないはずです。

  • どこで買うのか
  • いくらまでなら購入するか(予算はいくらか)
  • そもそも、何の野菜を買うのか
  • 数量はいくつか

これらの内容を聞いてはじめて、お金を受け取り指定された場所に行って野菜(人参?)などを購入し、店に帰ってくることができます。

この際に店員が聞く内容を、コンピュータが理解しやすい形にフォーマット化して投げるのが、APIというものです。

機械が理解できるというと大変そうだけど…

機械が理解できるというと大変そうに聞こえますが「必要な情報が」「埋まった形で」飛んでくるような仕組みがAPIです。人間が入力する際には、お問い合わせフォームのようなものに打ち込むことが多く、フォームがサーバーに送信される時にホームページがサーバーに対してAPIを使った通信を行うのが一般的です。

APIを使うと何ができるのか?

APIは機械と機械が通信するための文章のフォーマットと受け渡し口という話をしました。言い方を変えれば、多くの機械を直列に繋いで機械の間で様々な仕事を自動でさせることを簡単にする仕組みと言えそうです。

例えば、こんな使い方があるのではないでしょうか。

  • 室温を継続的にはかり、もし温度が下がったらエアコンの電源をつける
  • 加湿器の電源をつける
  • エアコンをつけたということを店主に対してメールで通知する

アイディア次第では「気温が下がったらxxxという文章をFacebookに自動で投稿してクーポンもだす。」というようなことも可能です。

終わりに:APIの活用を考えるなら

近年ではほとんどの大手会社がAPIを公開するようになりました。しかしながらデータの受け渡し方法であったりデータの繋ぎ方については、ITの専門知識が必要となります。ホームページ制作会社などに「xxxxというサービスと○○○○というサービスを繋ぎたいんだけど、どうしたらいいの?」というような相談を投げかけてみると、色々な繋ぎ方を教えてくれるでしょう。これからの世の中は、人の気が回りきらない部分を自動化して品質を高めていくと行った動きが本格化していきます。ぜひ、最新の技術を取り入れながらより良い店舗経営を目指していきましょう!

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