毎月の会費や駐車場の代金を受け取るために多く利用されている「口座振替」。印鑑の相違などで戻ってくることもあれば、口座の残高が不足しているがために引き落としができないケースも散見されます。これらを管理するには口座振替の引き落とし情報と会員情報情報をしっかりと紐づけて管理しなくてはならず、手間がかかる作業となっています。それでは、継続課金ビジネスをはじめる・管理業務を簡単にするのは難しいことなのでしょうか。実は、この継続課金に関わる事務処理を簡単にする仕組みはすぐに誰でも使用できる形で提供されています。

そこで今回は毎月の引き落とし・入金状況を確認するのに役に立つクラウドシステム(インストールが不要のブラウザ上で動くシステム)についてまとめてみました。

目次

継続課金システムを構築するには?

継続課金システムを構築するには、何が必要なのでしょうか。まず、契約の流れをみてみると、以下のようになります。

申込フォームから後ろを自動化する方法、課金部分のみを決済代行会社と契約して進める方法があります。すでにWordpressで構築している場合にはWordpressで申込フォームを作成し決済代行会社と接続する、Wordpressを使用していない場合には継続課金システムを使用する、というのがいいのではないでしょうか。

システムで会員情報入力画面〜継続課金の画面を全てシステム化する場合

TEKETIN(タケチン)

TEKETINはクレジットカードを使用しての継続課金へのサインアップを簡易することができるシステムです。月額9,800円〜と低価格に関わらず以下のような便利機能が網羅されています。

  • マイページ機能での会員限定コンテンツの配信が可能
  • 写真・免許証などのコンテンツのアップロードをサポートしている
  • どのフォームからの流入だったか?などを「タグ」の機能で簡単に管理することができる
  • 国内の決済代行会社にも対応している→手数料を下げられる

必要最低限の機能を全て網羅しています。操作画面もすっきりとしたデザインのため、複雑なシステムはちょっと…という方にも広く受け入れられています。

Kaking(カキング)

https://cloud.z.com/jp/products/kaking/

こちらはGMOグループが提供する継続課金の管理システムで、最大の特徴はその豊富な機能とAPIの多さにあると言えるでしょう。
中には商品の値引き交渉などの管理機能、といったものから、代理店の売上の管理機能、なんてものまで。。

様々なシステムと申込の段階〜会員管理までつなぐことができるため
「会員期間1年以上の人に自動的にスペシャルクーポンを送る」や
「無料資料請求をしていた●●さんは最終的にコンテンツを購入してくれたのか」
といった指標をすぐに確認することも可能にできます。予算にそこまで厳しい制限がなく「とにかく業務効率化を徹底的に行いたい」「人手で行うのではなく完全にブラックボックスとなるくらい仕組み化したい」といった場合に最適なサービスです。

どんどん!メルマガ応援団

https://www.viral-dealer.com/introduction/035.html

メールマガジンの継続課金の管理に使用できる簡単なシステムとして開発されたのが「どんどん!メルマガ応援団」なる商品です。他のシステムとは異なり、このシステムだけでCRM(顧客管理システム)が充実していることが特徴で、サポートシステムの構築などの機能も盛り込まれています。決済手段はPaypalと銀行定期決済(引き落とし)のいずれにも対応しており、対応金融機関数が多いことも特筆すべき特徴です。

決済部分の代行を頼むなら

すでにWordpressの会員制サイトなどを作成していれば、Wordpressプラグインが対応している金融機関を選ぶことで会員制ページの作成の手間は大きく削減することが可能です。大手の場合、日本であれば、Paypalが使用できるように作られているものがあります。

WooCommerce

https://woocommerce.com/

WooCommerceはWordpressにショッピングカートを埋め込む機能を開発・提供している会社です(WordPress公式アプリの提供元と同じ会社です)。Wordpressのテーマ(デザインテンプレートのようなもの)を当てはめることで、ショッピングカード機能を有したデザイン性の高いECサイトを短期間で構築できます。

適用可能なデザインテンプレート:https://woocommerce.com/product-category/themes
国内EC事例:https://highfivecreate.com/woocommerce/240.html

ネットショップ管理プラグイン

ネットショップ管理プラグインは、フロントユーザー管理プラグインなどと合わせて使用することでネットショップを簡単に作成することができるwordpressの拡張機能です。
WooCommerceと異なるのは「国内の決済代行事業者との個別契約ができる」という点です。一般的にPaypalなどは売上の3.5%ほどの手数料を売上から差し引いていきますが、国内の決済代行事業者であれば3%程度(取引量によっては、ディスカウントもOK)となり、長期的に決済手数料を削減できます
自分のこだわりのサイトをWEB業者に作成してもらう!(自分たちで作成しない)のであれば、このプラグインを薦めることでカート機能から決済機能へ向かう部分の手数料を大幅に削減することができるでしょう。

導入事例:https://www.cmswp.jp/casestudy/

Base

https://thebase.in/

ネットショップを作成するためのサイト作成ソフト(クラウド)がBASEです。BASE自身も集客用のWEBサイトを持っているため、Google→自社サイト、の流れのみならず、BASE→自社サイト、という紹介リンクを得ることも可能です。機能拡張が簡単なこと、またモバイルアプリでの売上確認などができることがメリットです。

※なお、これら以外にもネットショップの作成を「自身で」行うツールは複数出ています。

1丁目1番地にネットショップを!最短での売上UPに貢献する「ネットショップ」作成サービス、比較してみました。

終わりに

いかがでしたでしょうか。継続課金機能はネットショップだけではなく、メルマガなどのコンテンツ配信や、NetFlixなどの月額制見放題サービスなどに利用されているサービスです。「一回だけの売上」ではなく「継続して毎月入る売上」を得ることで、毎月の経営を安定させていきましょう。

「毎月の引き落としの申込を自動化する!業務効率化に役立つ”継続課金ページ”の作成方法比較」に1件のコメントがあります

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