液晶ディスプレイを屋外などに設置し宣伝したい商品を流す店舗が増えてきました。1行広告のものもあれば、最近ではカラー液晶のものも目立ちます。「自分たちもやってみたいけど…いくらかかるの?」
実は、液晶ディスプレイとWindowsPCがあれば、簡単にデジタルサイネージ自体は作成できます。
そこで今回は、デジタルサイネージに必要なものについてまとめてみます。
デジタルサイネージに必要なもの
デジタルサイネージの作成に必要なものは、以下の3つです。
Windows PC (スティックPCでも可能)
液晶ディスプレイ
設置用什器
それでは、それぞれみていきます。
Windows PC(スティックPCでも可能)
まずは、1台PCを準備します。この際に準備するPCは、いわゆる普通のPCで問題ありません。Windowsという、ExcelやWordが使用できる汎用的なPCを購入します。もっとも、ゲーマー用の高価なものを購入する必要はなく、映像を繰り返し流すだけであれば液晶のHDMIポートに直接さして使用するスティックPCと呼ばれるもので問題ありません。
安いもので、スティックPCは3万円弱から販売されています。
目次
液晶ディスプレイ
液晶ディスプレイは、屋外に設置する場合は防水のものを選択しましょう。防水の場合一般の家電量販店ではまず販売されていないため、専門の業者から購入する形となります。金額は50万円程度かかるので、こちらの購入が一番敷居が高いかもしれません。もっとも、レンタルリースを使用することで、50万円のディスプレイも月1万円ほどで使用することが可能となることもあります。まずは、ディスプレイ販売業者に見積もりを取る際に「レンタルリースでの提供形態はありますか?」と尋ねてみると良いでしょう。
なお、ディスプレイの内側に吊るす形で設置する場合や、そもそも屋内でのディスプレイの場合には防滴の液晶ディスプレイは必要ありません。フレーム(縁)が薄い液晶テレビを購入すれば、十分です。また、テレビ放送を流すわけではないのでPC用のモニタを購入すればNHKの放送受信料も支払わなくてすむため、お得です。
設置用什器
壁に穴を開けて固定金具を設置しそこにネジ止めする壁掛け方式と、移動式キャビネットにのせるキャスター台方式、A型看板にとりつける方式、そして天井から吊るすタイプと、設置方法はさまざまです。壁掛け方式の場合には「VESA」という規格でネジ止めしますので、VESAに対応した金具を購入するのがいいでしょう。