プロジェクションマッピングという単語をご存知でしょうか。夜になると建物の壁や天井に浮かぶ球体に映像を音とともに投影し、普段みている施設などを違った形でみて楽しめる、という代物です。プロジェクションマッピングを専門で実施しているDMMラボ(東京都江東区)などもあり、テーマパークとしても楽しまれています。ディズニーランドのシンデレラ城に投影するものは有名ですよね!

そんなプロジェクションマッピングですが、実はプロジェクタとアプリがあれば簡単に作れてしまいます。そこで今回はプロジェクションマッピングを実際に作りながら、店内の演出や業務効率化にどのように使えるか?を考えていきたいと思います。

目次

必要なもの:プロジェクタとスマホ。以上!

プロジェクションマッピングは響きこそ難しく聞こえますが、要するに「曲がった面に映像を映し出す」というだけです。つまり、プロジェクタ(映像投影機)を用意し、スクリーン(白い布)の代わりに壁や床、ぬいぐるみなどの物体を投影先として準備すればいいのです。(投影される側に何かしら下準備が必要なわけではありません。)

あとは映像さえ作ってしまえば、簡単にプロジェクションマッピングを行うことができます。

プロジェクタは何でもいいですが、夜間以外に投影した際にもくっきりと見えるように明るさが強い物(目安は2500ルーメン以上)を選定するといいと思います。次のプロジェクタは中華製ですが、明るさは2400ルーメンと比較的明るいのでお勧めです。また、国内製でということでしたらEPSON製のものが軽くて操作性が高いと評判です。

プロジェクションマッピングを作ってみた

今回、被写体として選定したのは、パンダくんです。かなり大きめのぬいぐるみで、人が座っても大丈夫!な代物です。疲れた時には、パンダくんにまたがって癒してもらってます…。

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そんなパンダくんを離れた場所に設置し、スクリーンの準備は完了です。プロジェクタの電源を入れ、スマートフォンをプロジェクタに繋ぎます。

今回、プロジェクションマッピングの作成に使用したアプリは、このアプリです。

[nlink url=”https://apps.apple.com/jp/app/optoma-projection-mapper/id1136686918″]

では、早速プロジェクションされている先をみながら作業を進めていきます。

手順は大きく分けると「投影先の形に合わせて四角や丸を作る。」「投影する映像を選択する。」の2つです。

まず、投影先に応じて四角を選択していきます。例えば斜めに置かれたダンボールに投影する場合、プロジェクタから見ると水平ではないですよね。そこで、斜めの四角をアプリ上で設定します。
下にあるいくつかのアイコンの中から四角を選択し、プロジェクタをみながら四角を変形させていきます。角に◯があるのが見えるでしょうか。その◯が映像の投影できる限界の場所になるので、そこにダンボールの角が合うようにします。

次に、作成した四角を選択して、左側のギャラリのアイコンをタップします。これによりライブラリが呼ばれるので、ここで投影したい動画を選択し、左上の戻るのアイコンをタップします。これで、設定は完了です。プロジェクタの先には、映像が投影されたオブジェクト(パンダくん)がいます。

プロジェクションマッピングの使い方❶

ではどのような時にこのプロジェクションマッピングが使用できるでしょうか?
エンタメ以外の領域であれば、こんな使い方ができるのではないでしょうか。

・全方位からみられるメニュー表、テレビ中継
・床へのプロジェクションマッピングによる道案内など

例えば、天井に四角い箱(電球カバー)を吊るし、そのカバーに対してプロジェクションマッピングを行います。その際、2つの面両方にプロジェクタから光が当たるようにしておけば、2つの面のいずれの面でもプロジェクションされたものを見ることができます。

プロジェクションマッピングの使い方❷ムード作り

現実的には、こちらの用途の方がおおいでしょう。壁にスクリーンなどを貼らずあるものに投影するので、スペースを取らずに映像などを流すことが可能です。花びらであったり木漏れ日であったり…。高校などであれば、お化け屋敷での活用や展覧会の入り口などで使用できそうですね! あとは、マネキンに投影すればファッションイメージを視覚的に確認して洋服を購入する…なんてこともできますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今は実用的…というより、夜景と組み合わせて印象的な街の雰囲気を作り出す演出装置としての役割が大きいように感じます。将来的には街中で演出以外の用途で使用されるようになってくることでしょう。

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