usenレジ
USENなどレジメーカー以外も参戦し切磋琢磨が続けられるiPadレジ業界

街なかでも増えてきた「iPad」を利用したレジ。大げさなモニターなどもなく、見た目が非常にスマートなのが大きなメリットです。

しかし、どんなものを導入すればよいのだろう?あるいはうちの店で使えるのだろうか?と思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで、今話題のiPadレジを「飲食店」「小売店・フリーマーケット」「マッサージ店・美容院」「クリーニング店」の4つの業態から見ていきます!

目次

そもそもiPadレジとは?

iPadレジは、一般的に
「iPadのレジアプリ」「バーコードスキャナ」「レシートプリンタ」「キャッシュドロア」
の4つを併せて使用します。

バーコードスキャナ、レシートプリンタ、キャッシュドロアはほぼすべてのレジアプリでも使用できます。つまり、大きな差が出るのは「どのレジアプリを使用するか?」の部分に集約されます。

結論:それぞれの業態で最適なレジアプリは違います!

 

上に、比較表を作成してみました。

飲食店や美容院には、WEB集客を重視した「Airレジ」

飲食店や美容院では、WEB集客を重視するのが大切。そのように考えると、Airレジがおすすめです。最大のメリットは、Hot pepperビューティなどと連携して予約受付〜決済までを手作業をかませることなく終わらせることが可能なためです。レストランでいえば「レストランボード」「Hot pepperグルメ」、美容院の場合は「Hot pepper ビューティ」が使用可能です。
電話に一度出たら、1分〜5分は確実にそれに割かなくてはならなくなります。電話が鳴らない・自動で予約が入力される。それだけでも相当な量の業務が削減されますし、その時間をより多くのお客様にしっかりと向き合うのに当てたいものです。


WEB上の予約をそのまま流し込みテーブル管理・オーダー連携までできる「レストランボード」

ただし、会員証を使用したい・システム連携をしたいという要件が入る際には、スマレジがおすすめになります。Airレジでは会員証を独自で作成し、データを独自のシステムに落とし込んで分析することは苦手としています。
スマレジの上位のプラン(月額7000円ほど)になると、連携APIという、売上データ・会員データを他システムと連動する機能が追加されます。また、会員証をバーコードスキャンで取り込むことも可能であり会計時のスピード短縮も期待できます。


システム連携ができる=独自の最新機能を搭載できるのは魅力。スマレジにはRFID(=電波で商品タグをスキャンする仕組み)を利用して棚卸しを迅速化するシステムを組んでいる事例があった

クリーニング店なら「CposZi」などの業界専用のPOSレジを

最も難しいのはクリーニング店でしょう。クリーニング店の場合、どうしても預かり証をお客様に渡し、同時に商品につける商品管理用のタグをつけなくてはなりません。専用のレシートプリンタからジジジ・・・という音をして印刷される、あのタグです。レシートでも代用可能とも考えられますが、レシートを複数枚出力する機能がそもそも存在しません。
クリーニング店の場合、どうしても専用のPOSレジアプリが必要となります。従来のレジスターの使用も合わせて検討することが大切です。

最後に:従来のレジは淘汰されるのか?

ここまでiPadをレジとして利用するシーンを紹介しましたが、果たしてそもそもiPadをレジとして利活用することはいいことなのでしょうか。
問題はiPad自体にファームウェアのアップデートが必要ということ、そしてiPad自体の寿命は3〜4年でiPad自体の買い換えもある程度定期的に行う必要があるということです。iOSのアップデートは、1年間に数回存在しておりそれらにきちんと対応して開発できるレジアプリを使用する必要があります。

そのため、レジを複数台有している大型スーパーなどでは引き続き、従来型のレジスタが使用され続けるのではないか?と思われます。
(最も、チェーン店でもレジが2〜3台のところでしたら対応も可能でしょう。ファームウェアアップデートをかけないとセキュリティが長期的に低下するため、極力かけるのが理想的です)

また、サポートについてもコールセンタでの対応に終始してしまうことが多いのもネックです。レジに何か不調が発生した際に全力で対応はしてくれますが、代理店から販売されている場合を除き、対面でのサポート窓口が存在しないのは大きなデメリットとなります。

このようなデメリットを持つiPadレジ。しかしながら最新機能が常に使える、スタイリッシュに収まるというのは、ほかの従来のレジスタにない大きなメリットとなるといえるでしょう。

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