駐車場や銀行のATMの横などで見かける、コールセンターへの直通電話。仕組み自体は簡単に見えますが…調べてみると意外に出てこないことに気がつきます。皆さんは一体どのように構築されているのでしょう?

ここでは、実際に使用されている電話機をとりあげながら、安価に構築できる方法について紹介していきます。

一般的なのは「同じ施設内にある管制センターとのIP電話」

一番多い

一番多いパターンは、家庭用インターホンのような無線での通信か、あるいはLAN(インターネット)経由の通信でしょう。このパターンの場合、インターホンをLANケーブルでインターネットにつなぎ、同じネットワークの中にその電話を受ける装置(親機)をおきます。

この方法はシンプルで電話線の引き込みも要らないのですが、なんといっても同じネットワーク内でしか使えない、という弱点があります。ATMのように遠隔地にインターホンを設置する場合は、ネットワーク同士をVPNで接続する必要があります。

またコールセンターで受けたい場合、インターホンのLAN経由の信号を電話主装置に転送しなくてはなりません。インターホンシステムには外線機能がない場合が多く、コールセンターで受けたい場合は外線を受けているシステム(通常の電話機)とは別にもうひとつインターホン用の電話機を準備する必要があります。

目次

SIM内蔵インターホンをおく

携帯電話をおくイメージで、SIMを内蔵した固定電話タイプの携帯電話をおく方法があります。ケイマックス社が提供しているTEL-Hubやタクシー直通電話などが例としてあげられます。固定費用としてSIM代金と通話代金がかかりますが、初期費用50000円、月額2000円ほどで実現可能です。

SIPサーバーを設置する

インターネット上にビジネスホンの主装置をおくイメージで使用するものです。この方式のメリットとして、以下のメリットがあります。

  • LAN/WiFi環境があれば破格の値段で使用できる
  • 端末の増加/減少に契約年数のしばりなどがない
  • 受け手がコールセンターの場合でも、既存の電話設備を流用して構築することができる

一方でSIPでは、一般電話に比べると多少音質が落ちることがあったり構築できるスキルを持つ人が少なかったりといった弱味があります。

まとめ

直通電話の設置、、とインターネットで調べても思ったより情報が少なく、はじめびっくりしたのを思い出しました。以前は多くあったこの要望も、スマートフォンの普及と共に減少しているといわれます。しかしながら、訪日外国人や携帯のない方に対しインターホン/直通電話を設置する必要性はまだまだあるといえないでしょうか。

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