モバイルアプリを開発したい・リリースしたい!と考えると、思ったよりもその壁が厚いことに気がつきます。
ウェブページを開発するようにモバイルアプリを開発できればどんなにか楽なことか!
しかし、よくよく最近リリースされているアプリをみると「複数のアプリで分けられるべき機能がひとつのアプリに入っている」アプリの存在に気がつきます。実は、これらのいくつかはウェブの技術で開発されておりホームページ途同じような気楽さで開発されています。
そこで、今回は「モバイルアプリで開発しなくてはならない箇所とは?」「費用をかけずアプリの内容を継続的にアップデートするには?」という内容について考えていきます。
目次
複数のアプリがひとつのアプリ?まずはその実例を。
複数のアプリがひとつのアプリにはいっている?とは?
有名なアプリでは「Line」があります。LINEといえばメッセージングアプリとして日本では非常に普及していますが、それと同時にLINEには「LINE Pay」であったり「LINEデリマ」といった機能があったりします。
もちろん、これらのいくつかは単体のアプリとしてインストールできます。でも、これらのアプリをGoogle Play StoreやAppStoreからダウンロードして利用しているのは非常に少数なのではないでしょうか。それは、右側にある「設定・その他」のタブの中にそれらのアプリへのショートカットが存在するからに他なりません。
特にLINEデリマについてはウェブページで見ても非常に見た目がにています。
また小売店で最近非常に頻繁に使用されているAirレジもおなじような形であると考えられます。
開発を進めるために各社が行なっていること:メインフレーム以外のWEBアプリケーション化
最近WEBUIとよばれる、アプリのコーディングというよりWEBサイトをそのままアプリケーションとして配信する、というサービスが流行っています。Safariなどのブラウザでアクセスした時「下にタブメニューがあってボタンが4つ。これってアプリっぽくない?」と感じたことはありませんでしょうか。
WEBサイトをそのままアプリにするだけだから、iOSとAndroidアプリを別々につくるような手間がかかりません。おなじみためのものを、HTMLとSwiftとJavaでかくとなると、それぞれのアプリの制作費が150万円程度だったと仮定しても、総額では450万円ほど、となってしまいます。従業員1人に支払い金額と同じくらいの金額が、アプリケーションを作る段階でかかってしまう状況では、なかなか一般の商店では扱えないのではないでしょうか。
それが、1つのアプリでよいので、150万円です。これならば、知識さえあればそこまで多くの費用をかけることなくとりくむことができます。
1アプリで複数のアプリケーションを作成することのメリット① あとからキャンペーンページを追加しやすい
アプリケーションを作成する、といった場合、その目的は「自社の特売情報を一般の消費者に対して広めたい」ではないでしょうか。しかし、キャンペーンページのみからなるアプリはまれです。よく見てみると、ポイントカードの機能であったり店舗検索であったりの機能は今後の販促キャンペーンの有無に関係なく使用できる機能であると言えます。
そのため、スタンプカード機能と店舗検索機能をもったアプリを作成し、あとからキャンペーンページを外部のWEBを参照する形とすることで、迅速にキャンペーンページ部分のみを作成することが可能です。これであれば、一度初期投資さえしてしまえばその後のキャンペーンを迅速かつ安価につくることができますね!
1アプリで複数のアプリケーションを作成することのメリット② アプリを削除されにくい
さまざまなアプリケーションを入れては削除する、といった行動を皆さんはされていないでしょうか?一度起動しても使われなくあなったアプリケーションは、すぐにゴミ箱に入れられてしまうものです。
複数の機能を1つにまとめることで、ホーム画面にアプリが氾濫するのをおさえることができます。まとめすぎると動作が遅くなる!という問題点が指摘されることもありますが、実際のところはFacebookほど大手のアプリ(ブログ機能とチャット機能の別アプリ化がかつてありました)でなければ、それほど大きな影響もないと言えます。
デメリット
<li>では、この1アプリに複数の機能を入れることのデメリットは何でしょうか。</li>
- アプリ審査に通りにくくなる
特に課金コンテンツの場合はAppleSto reを通らない形で決済ができないか?が見られています(AppStoeからすれば、20%ともいわれる販売手数料が入ってくる口がなくなるためです)
- 動作が遅くなる
当然、1つの機能しか入っていない最小限のアプリに比べて、動作は遅くなります。
しかしながら、LINEを開いたり店舗の会員ページを開く際に「遅すぎて使い物にならない!」というアプリはどれくらいあるでしょうか。おそらく、半分もないのではないでしょうか。
多くの機能つめなければ、ハイブリッドアプリでの開発を検討することをお勧めします。