居酒屋などでよく見る、筆文字で書かれた居酒屋のメニュー表。あのメニュー表を手書きで書くのはちょっと大変だし、そんなに味を出せない、という方は多いのではないでしょうか。
実は、手書きの文字はPCでもフォント(筆文字、鉛筆文字など)をいじることによって簡単に実現することができます。
そこで、今回はどのようにして手書き文字の文書を作ることができるのか?を取り上げたいと思います。
目次
はじめに:フォント=文字の形を定義したもの
フォント、というと何か難しいものに感じるかもしれませんが、女性が書いた文字とわんぱく少年が書いた文字は同じ文字列だったとしても違った見え方をするでしょう。この「女性が書いた文字」「わんぱく少年が書いた文字」をそれぞれフォントと言います(要するに、文字の形です)。
メジャーなものには、MPゴシックや昭和モダン体、そしてメイリオなどがあります。
フォントの使い方
印刷物でフォントを使用するときには、下記の手順を踏みます。
- フォントをWEBからダウンロードします。
- Wordなどで文字を入力し、フォントを変更します。
それでは、具体的な手順を見てみましょう。
フォントをWEBからダウンロードする
フォントファイルは http://fontfree.me/ などで探してダウンロードします。
ダウンロードしたファイルのうち(.ttf、.otfなど)となっているものがフォントファイルです。
.ttf | ウィンドウズ( Windows )で使用するファイルです。Windowsを使用している場合はこちらを使用して下さい。 |
.otf | Macで使用するファイルです。Macを使用している場合はこちらを使用してください。 |
ファイルを開けたら、「インストールする」をクリックすることで、インストールすることができます。
フォントを使ってみる
ここでは、試しにPowerPointでフォントを使ってみます。
※チラシの場合、テンプレートをインターネットからダウンロードするとチラシ作成速度をUpできます。https://pixta.jp/templates などがおすすめです。
入力した文字を選択した状態でフォントから先ほどインストールしたフォントを選択すると…見た目が変わりました!
このまま印刷すれば、フォントが変わった状態のメニュー表などを作成できます!
フォント使用の落とし穴:環境が変わると汎用的に使用されているフォント(MSゴシックなど)に戻る
フォントファイルを使用することで手早くデザイン性のたかいチラシなどを制作することができますが、他人に資料を共有などすることが多い場合には注意が必要です。それは、受け取った人がそのフォントを使用しているとは限らないから、という理由につきます。
もし変わったフォントを使用したものを印刷業者に提出する場合、必ず編集ができない状態にしてから印刷業者に流すようにしましょう。具体的にはPDFへの書き出しを実施する、illustrator/Photoshopなどの専用ソフトでメニュー表など作成し最後に文字部分のみラスタライズ処理を実施する、などです。
いかがでしたでしょうか。毎日日常的に作成するPOPなどの見た目を簡単にあげることができるので、ぜひ一度試してみてください!