新聞を多くの世帯が購入しなくなったといわれて、もう10年ほどがたつでしょうか。
実はiPhoneの登場から来年で10年。スマートフォンでの情報収集がメインとなってもう長い人も多く、新聞の電子版も普及しているように見えます。

このようになってくると問題となるのが、新聞の折り込みチラシで集客をしていた人。全員の目につき配布も簡単だった折り込みチラシは、以前ほどの効果を持たなくなってくるのではないでしょうか。

そこで今回はスマートフォンでの販促方法についてまとめてみました。

目次

Shufoo!(ネットチラシ)を使用する

折り込みチラシをやめるのではなく、その電子データをインターネット上でまいてしまおう、というものです。
サービスインはなんと2001年。まだガラケーの時代からサービスを提供していて、スマートフォンが普及してからも累計1000万DLと多くの主婦層の支持を集めています(日本の人口の10人に1人・・・ト考えるとどれだけの人数かが想像できます)

チラシの掲載自体は、大企業でしかできないようなものではありません。値段も1人にたいし15円。1000人で15000円です。しかもチラシが閲覧されなかった場合は課金されないというプランもあります。新聞の折り込みチラシだと1枚3.3円(読売新聞の場合)ということを考えると費用は若干高いですが、閲覧分しか課金されないということ、またチラシの印刷コストがないという面から見て非常に魅力的なサービスといえるのではないでしょうか。

Google Adwords/Yahoo!ディスプレイネットワーク(YDN)を活用する

インターネットの広告といえば、GoogleやYahoo!への出稿が昔から行われてきました。ほとんどすべての店でホームページが必須となったことで、今ではホームページを検索してから来店する人も増えて競争は激化しています。検索連動型広告を貼ると検索結果の上位にホームページを表示させることができるので大きな効果が見込めます。しかしアクセスがあった場合のみの成果報酬型とはいえ、1回のアクセスあたり30円以上のコストがかかります(美容などの競合の多いワードの場合、100円超えもざらです)。ネット広告の初心者が気軽に手を出すのは控えた方がいいかもしれません。

Facebookページ

SNS上でお買い得情報をつぶやき、お客様はFacebookのタイムライン上で情報を閲覧します。このタイプの場合、来店者のプライベートな空間に入る混むことができ、広告という抵抗感をすくなくお客様と接触を図ることができます。試食会や各種イベントの告知・レポートを掲載することで、勢いのある・楽しい店だとお客様に認知していただける可能性も高まります。

しかも、これは無料でできます。更新をマメにしなくてはならないというのがネックではありますが、考え方次第では最強の集客方法となりうるでしょう。

Kvitancoやスマートレシートなどの電子レシート

電子レシートは、レシートをデジタル形式で受け取れるサービスです。購買情報とお客様の情報をしっかりと結びつけることができるので、DM・チラシを送る際の判断が容易にできます。また年齢別・性別にDMをだし分けることで、DMに対しての閲覧率・見た人の内どれくらいの人が実際に購買のアクションを起こしたかが確認できるので、よりよい宣伝を考えていくことができます。電子レシートの利用料金自体は月2000円、DMの配信料については相談というところが多いようです。お客様にとっても家計簿をつけるという面倒な作業が一つ減るため、今後の普及が目されているホットなジャンルの一つであるといえるでしょう。

おまけ:新聞広告はいまだある程度健在

ところで、新聞広告は効果を失ったのかというと、そうとも言い切れません。
スマートフォンが使えない世代・使いたくない人が一定数いるという事実がある限り、新聞広告のような広告媒体は残り続けると思います。


(ガベージニュースより引用)

4328万部発行されているということは、日本の全世帯(5340万世帯)に新聞が配達されているとも考えられます。もっとも、駅売り・店売りのものや複数紙購買している層、商店設置分も想定が必要ですが・・・

このように考えると新聞の折り込みチラシもまだまだ健全です。しかし世帯で購読していても、若者などはそこまで新聞を読んでいない実態があります(多くの人はスマートニュースやNewsPicksで情報収集していると感じます)。これらの世代にアプローチする場合、ないし特定の層向けの広告配信を通じて顧客層の把握・コミュニケーションにつなげていきたいという攻めの広告の場合には、電子的な広告媒体を積極的に検討していくべきでしょう。

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