昨年ドン・キホーテで導入された、電子レシート。
一体電子レシートとは?何がメリットなのか?
わかるようでわからないこのサービス。徹底的に見てみます!
電子レシートとは?
レジでかならずといっていいほどもらえる、レシート。あのレシートをデジタル化しよう!というのが、電子レシートです。
多くはiBeaconを使用したサービスとなっていて、スマホを特定の機器にかざすことでレシートデータがスマートフォンに転送されるという仕組みになっています。
でも、今のところ電子レシートのデータの形は不透明。規格もないので、経済産業省が現在策定に動いています。
三重県で2017/3に電子レシートの実証実験が行われ、個人情報を隠した形でレシートデータを店舗やメーカーに提供しよう!という動きが起こっています。
でも、なぜここまで普及が遅れたのか?
レジスターは、各メーカーが開発したもので、データの抜き出しには多くの制約が存在します。
レジで入力されたデータはバックヤードのストアーコンピュータなどに転送されるのですが、このコンピュータから電子レシートのサービスに売り上げを吸い上げるのには、30万円以上の費用がかかる(しかも、一店舗あたり)。NDA契約(機密保持契約)を締結しないと開発できないので、公開実績があっても導入したい!となったらまた契約の再締結で30万円がかかる。これではなかなか普及しないですよね。
実際にサービスを使ってみた
2015年以前からサービスを提供している店で、実際に電子レシートを使用してみました。
1. レジで「スマートレシートで!」といってアプリを提示するも、コレナニ?という会話が起きる
2.一旦ポイントカードを作成するよう指示を受け、会計を終了。その後サービスカウンターに向かい会員登録をするように言われる。
3. 次回の買い物から、会員証を提示すればレシートの情報が自動的にスマートレシートに入力されるよ!とのこと。
次回以降から紙のレシートない!ラッキー!という見方もあるかもしれないが、のこるのは毎回提示する会員証の数が年々増えていること…。
筆者の財布はいま、こんなに多くの会員証を抱えている。
共通ポイントサービスが流行った理由とかを考えると…このサービスの流れはまだまだ改善の余地ありでは?そう思えます。