ホームページを作ってWEBから問い合わせが来る・見込み客が獲得できるならどんなに楽か!と考えていらっしゃる経営者・マーケティング担当者は多いのではないでしょうか。では、そうするためにはホームページの「何を」意識してホームページを作成すればよいのでしょうか?

ここでは、定義の曖昧なことの多い「よいHP」の条件を今一度考え直してみます。

目次

いいHPは「ニーズに合った人がよく来る」

「アクセス数は多いけど、全然問い合わせが増えない」「そもそもアクセス数がない」という場合、おそらく「ニーズにあった場所にニーズのある情報をおいていない」ことが考えられます。

ホームページを構成する際に注意するポイントとしてSEOとよく言われますが、何もSEOだけを意識していればいいホームページが完成するわけではありません。

例えば飲食店を経営している人であれば、GoogleMAPで店が見つかりやすいようにする必要がありますし、セミナーを開催している人であればセミナー検索サイトでセミナーが見つかりやすいようにする必要があります。そしてその手段は、ホームページ以外にも、

  • 飲食店などのローカルサービスの情報を提供する→GoogleマイビジネスによりGMO(Googleマップ最適化)を行う
  • セミナー検索サイト→LINE@やFacebookでの情報発信の実施、ConpassやPeaTixなどでのセミナー受講権販売(もちろん、無料も設定可能)

などがあります。WEBサイトは詳細情報を配信する場所として、セミナー情報などは他の関連サービスからの集客をあてにする、という戦略は費用もかからず、合理的と言えます。

このように「WEBサイトのお客様は、何を目的に、何の媒体を他に見ているのか?」を考えることが、ホームページ作成・更新を実施するスタート地点と言えます。

いいHPは「HPに来た人が目的の情報をゲットでき、信頼感を得ることができる」

ホームページを隈なく探したけれど、ちゃんとした情報が体系的に載っていないし怪しい…。そう感じた経験は今までにないでしょうか?

ホームページをせっかく作成するのであれば、情報がきちんと体系的に整理して掲載されているか?を今一度確認しましょう(何も、今流行りのコンテンツSEO(ブログ記事からのアクセス流入を目指し、コラム記事を大量に作成する手法)にこだわる必要はありません。)

例えば、下記の情報はきちんとホームページに整理して掲載されているでしょうか?

営業時間 / アクセス(駅からのアクセス、駐車場の案内) / イベント情報 / 土日祝日の営業時間・年末年始などの営業情報 / 店内の写真・メニューの写真 / 宴会などの予約をする際の入力フォームや電話番号の情報

きちんと書いてあるよ!と思いきや、外部の方からみると「え?そんなところなんて見てなかったよ!」なんてケースも。
身近な人にホームページを見ていただき、見やすさなどを客観的にチェックしていく必要があります。

いいHPは「HPに来た人を迷わせることなく、こちら側はやってほしい目的を完遂させる」

ホームページに来た人は、きちんと予約を入れたり問い合わせをしたりしてくれているでしょうか?それはアクセス全体の何パーセントくらいでしょうか?この問いに即座にこたえられないなら、Googleアナリティクスでのゴール指標の設定やPtengineなどのヒートマップツールの導入を検討しましょう。

これにより「問い合わせフォームが見辛くて予約が入っていなかった」「メニューでの価格表示が曖昧だったから予約が入ってこなかった」といった課題をはっきりとさせることができます。

まとめ:ホームページとはお客様を獲得するための不断の営業資料の改善である

ホームページを変えたい!というと、まずは見た目から入ってしまうことがありますが、必ずしも見た目が悪いから・いいからお客様が問い合わせをしてくれるわけではありません。あくまで扱っている商品がいいから・偶然ほしいものだったから、問い合わせが来ているということを忘れてはなりません(もっとも、デザインが全く大事ではない、というわけではありませんが)。

世の中の流れは大きく変化し、今では単なるものの販売であればAmazonや楽天などで完結してしまう、という時代です。お店に来てもらう・問い合わせを受け付ける、といったことであれば「なぜその会社なのか?」が明確に打ち出されている強力に見える商品か、どんな要望にも(紹介なども含めた)対応ができるコンサル力・営業力がある会社か、のいずれかが必要となってきます。

ぜひ、ホームページの見直しを成功させ、10年後も存続するビジネスを創出していきましょう。

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