ブログやSNSを用いてオンラインで営業する、というのが現在でも流行っています。ただしSNSやブログをただ闇雲に更新すればいいのかというとそういうわけでもなく、きちんとターゲットを意識してツールを使い分ける必要があります。
そこで今回はブログとSNSの使い分け方について、考えていきます。
目次
基本: 新規開拓ならばブログ、既存のお客様や地域が限定されているものならSNS
SNS(FacebookやTwitter)は多くの人が閲覧するツールではありますが、Google検索などではひっかかりにくいという点があります。実際にFacebookなどに登録してみると、SNSアカウントの多くは以下の2つのいずれかの手段でフォロワーを増やしています。
- 有料の広告を打ってフォロワーを集める→継続的につぶやきを行なっていく
- バズるツイートをして、リツイートなどがされる仕組みをつくる
現実的にできる策としては、やはり有料の広告が限界ではないでしょうか。
一方でブログの場合、更新には手間がかかりますが、有用な情報がない領域で突出した情報量を持つブログを執筆することで、GoogleやYahoo!の検索エンジンからの多くの流入を得ることができます。しかも、これらの流入はSNSでつぶやいた瞬間に限定されず、かつ、検索する=ニーズが顕在化しているユーザに対してのものです。
一度ある程度の量を書いておけば、放置しておいてもある程度のアクセス数は確保できるー。それが、ブログをSNSよりオススメする理由の1つです。
ブログのキーワードはキーワード検索サイトで把握する
では、具体的に何についてブログを書けば良いのでしょうか?料理の写真をただアップロードして「おいしいのでぜひ!」と書いても、検索エンジンではきっとヒットしないでしょう。検索エンジンでヒットさせるには、以下の条件を満たしている必要があります。
- 競合がいない(大手などでお金をかけて運営されているポータルやブログがない)
- ビッグワード単体ではない(「ブログ」だけで検索をかけると、どうしても競合が多くなります)
そのためには「ブログ」であれば「ブログ フリー素材」などの(キーワード)+(何か絞り込みの追加ワード)という検索ワードを想定し、そのキーワードで検索されることを想定したブログ記事の作成を行なっていく必要があります。
投稿したものをFacebookやTwitterで紹介する
ブログを作成したら、SNSのアカウントも作成します。「さっきはSNSは勧めないとか言っていたくせに」と思われた方もいるかと思いますが、ここでのSNSはあくまで「ブログを訪問してくれた人に対して継続的に情報を配信するためのツール(ブックマーク)」だと思っていてください。メールマガジンに登録してもらうというのがひと昔前の手法でしたが、現在では「Gmailをつかったことがない」「LINEとかインスタで連絡をとる」という若者が増えており、メールというツール自体が使用されなくなってきています。DMなども多い状況もある中、SNSで友人の投稿に紛れて自然と有用な情報が表示されるようになれば、自然とアクセス数は増えることでしょう。
※注意:SNSアカウントで商品/商店の直接的な宣伝をするのは避けましょう!(イベントの告知などは別ですが)。ブログ記事の中に広告を忍ばせたほうが、読者はゆっくりと広告をみてくれます。また、ブログのURLに商品名を入れるだけでも「何回も見たことがある商品名だな」とユーザーが感じる可能性があります。
IFTTTやZapierなどの自動化ツールでのSNS投稿はどうなのか?
IFTTTやZapierなど、FacebookやTwitterなどのSNSにブログの更新情報を自動的に投稿するようなサービスが無料で存在します。ただし、個人的にはこちらのツールはおすすめできません。それは、記事の紹介文が非常に薄っぺらい(あるいは、ブログ記事本体の宣伝文のコピペ)となってしまうため、ユーザが見たいと感じるような投稿文をSNS向けにきちんと作れるわけではないためです。きちんとやるのであれば、TwitterやFacebookにある予約投稿機能できちんとした文面を作って宣伝文などは投稿するべきです。